2013/7/19 更新
正しい髪の乾かし方
しっかりと髪の毛・頭皮を洗ったあとは髪の毛の乾かし方にも気を使っていただきたいです。「高いシャンプーを使っているのに…」「トリートメントしたのに…」手を加えたはずでも髪の乾かし方が間違っていると痛みの原因になるのです。髪の毛の洗い上がりは髪のキューティクルが柔らかくとてもダメージを受けやすい状態です。ぱぱっと乾かしてしまいがちですが、ひと手間加えるだけで髪の質もよくなりますよ。

 〜髪の毛の痛みの原因〜
女性も男性も、お風呂から上がって髪の毛は自然乾燥というかたはいませんか?髪の毛が濡れている状態はキューティクルがとても剥がれやすい状態になっています。髪の毛が塗れたまま寝てしまうと、枕や様々なところからの摩擦でキューティクルがはがれてしまいます。また、頭皮の雑菌も繁殖しやすくなりますし、濡れた髪の毛が頭皮の温度を下げ、頭皮の血行が悪くなり、それが原因で髪の栄養が行き渡らず、髪の毛の成長を妨げてしまいます。結論から言いますと髪の毛は早くに乾かしましょう。
そもそも、ドライヤーといえばダメージのイメージがありますよね。しかし、熱を当てる時間が長いから髪に悪いというわけではありません。正しくドライヤーを使用すると長時間使ってもダメージにはなりにくいのです。問題は長さではありません。正しく使うか間違った使い方をしてしまうかです。「1時間の正しいドライヤー」よりも「10秒の間違ったドライヤー」のほうがよっぽど髪の毛は痛んでしまうのです。

 〜髪の毛の乾かし方〜
まずドライヤーを使用する前にタオルドライをしましょう。その際のポイントはゴシゴシと拭かないことです。先ほどもお伝えしたとおり、濡れている髪の毛はキューティクルが剥がれやすい状態です。その状態で髪の毛をゴシゴシと拭いてしまうとどうなるかはお分かりですよね?まずタオルというものは何本も何本も繊維と糸を織り込んで作られています。そうして繊維を織り込んでいくと小さな隙間がうまれ、そこに水が吸収されていくのです。水もまた、隙間が大好きで、狭い空間に入り込んでいく性質があります。ですのでわざわざゴシゴシと吹かなくても、軽く抑えてあげるだけで髪の毛に付いた水分がタオルへ吸収されていくということです。しかし、水を吸ってしまったタオルは、水を吸う力が弱くなります。ですので、1枚の大きなバスタオルで髪の毛を拭くというよりは、2枚の小さいタオルで髪の毛を拭くほうが断然乾きは早くなります。

しっかりとタオルドライをした後は、ドライヤーを使って髪の毛を乾かしていきましょう。ドライヤーは髪の毛から10センチ以上離して使用すると髪の表面温度が100度以上になりにくく、髪を傷める心配がありません。
髪の毛は根元から乾かすことによって、効率よく、時間の短縮になります。髪の根元を中心に内側から外側へ乾かし、髪の根もとに温風が行きわたるように、中に指を通して、髪を動かすようにするとよいでしょう。ロングヘアの場合は、頭を下向きにすると、内側や根もとが乾かしやすくなります。また、一カ所に集中してドライアーを当てると、熱くなりすぎて水分を蒸発させてしまいます。ドライヤーは振りながら広範囲に当たるようにしましょう。
また、効率の悪いドライヤーが浴室近くのドライヤーです。お風呂から出て蒸気ムンムンの室内で髪を乾かすと、いつまでたっても髪は乾きません。浴室近くの湿度は100パーセント近くもなっているのです。そんな環境でドライヤーで髪の毛を乾かしても、乾き始めた髪の毛に水分がついては離れの繰り返しです。ドライヤーは浴室とは違う場所か、洗面台の換気をしっかりおこないましょう。
そして、最後に冷風で乾かすと髪と頭皮の栄養分が逃げず、うるおいのある髪と頭皮になります。さらに最後に冷風をあてる事によって交感神経が落ち着き、寝付きが良くなるとも言われています。
髪の毛は冷える時に形状が決まりますので、この時に自分好みの毛先の向きなどにしてみて下さい。
知らず知らずのうちに髪の毛に悪いことをしていませんでしたか?早く乾かせばいい、そういう問題ではありませんね。トリートメントやノンシリコンシャンプーをしたから大丈夫では美しい髪の毛は手に入りません。乾かす作業もとても大切なことです。
ドライヤーで髪の毛を乾かす前に、洗い流さないトリートメントを毛先中心に付けてあげることでさらにツヤ感が増します。濡れている状態(キューティクルが開いた状態)でトリートメントを付け、ドライヤで乾かすことでキューティクルは閉まっていきトリートメントが髪の内側まで浸透してくれます。美しい髪の毛でいたい、痛んだ髪の毛をなんとかしたいと思うのであれば、是非以上のことを注意して実践してみてください。





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