EC-JOY!ギフトはこちら→    
七五三について
■ 七五三の起源・由来
■ 七五三の意味

■ 七五三のお参り
■ 千歳飴って?
■ 11月15日のエピソード
■ 三の儀式
■ 五の儀式
■ 七の儀式
七五三の正式なお参りの仕方
知っておきたい七五三の常識
■ 七五三のお祝いに贈ると」喜ばれるもの
■ 七五三参拝後は

■ 七五三では父親も正装して神様にご挨拶
■ 七五三の参拝の時には神社に初穂料を払いましょう

■ 年齢ごとに異なる七五三の衣装
■ 数え年と満年齢ではどちらが正しい?
■ 千歳飴の由来

■ 七五三の時期はいつ?
■ 数え年の数え方は?
■ 七五三 神社選びについて
七五三 着物
■ 七五三の着付け
■ 女子 七五三の髪型・メイク
■ 男子七五三の衣装

■ 女子 七五三の髪型・メイク
七五三 色々な豆知識
■ 教会やお寺でのお祝い
■ 七五三で着る母親の正装:着物
■ 七五三以外の子供に関する行事
■ 地方別主なお盆の風習・行事
■ 地方独自の祝い方
■ 東京ディズニーランドでの七五三
■ レンタルを利用する方法

七五三について
 ■ 七五三の起源・由来
七五三の起源は室町時代といわれ、江戸時代の武家社会を中心に関東から全国へ広まったとされています。

当時は乳幼児の死亡率が高く、生まれてから3〜4年たってから現在の戸籍にあたる人別帳や氏子台帳に登録した。そのため、七五三のお祝いは今まで無事に成長したことへの感謝と幼児から少年・少女期への節目にこれからの将来と長寿を願う意味を持っていたようです。

そのような背景から子供の成長と幸せを願い、神様にお祈りと感謝をするお祝として普及し、明治時代に現在の形になったと言われています。
七五三 室町時代 乳幼児 長寿
 ■ 七五三の意味
七五三は、男の子は3歳と5歳、女の子は3歳と7歳にそれぞれの意味を持ち、お祝いするしきたりです。

3歳・・・男女とも髪を伸ばし始める ”髪置(かみおき)”

5歳・・・男の衣服である袴を着る  ”袴着(はかまぎ)”

7歳・・・女の子の着物帯の装い始め”帯解(おびとき)”

三歳で言葉を理解するようになり、五歳で知恵づき、七歳で乳歯が生え代わるなど、発育してゆく上で病気にもなりやすく、様々な危険を伴う時期なので、健や かな成長を氏神様にお祈りをする。現代的に言えば、子供を思うご両親の愛情表現の行事という意味合いが強くなっています。
 ■ 七五三のお参り
七五三のはその土地神社へ、つまりお家の近くの神社にいくのがしきたりとして残っています。

しかし現在では、神社やお寺に神職の方が常にいるとは限りません。近年では、お宮参りをした神社などの御祈祷をしてもらえる大きい神社へ行く方と神職の方がいない近所の神社でゆっくりお参りする方に分かれているようです。

どちらの場合も確認をおススメします。特にご祈祷をしてもらう場合は、その神社に神職の方がいるか、ご祈祷料(初穂料・玉串料等)、駐車場の有無、込み具合などを事前に調べておかないとお子様が疲れてしまう場合が多いようです。
神社 お宮参り
 ■ 千歳飴って?
江戸時代に、子どもの健やかな成長と長寿の願を込め、「長く伸びる」という縁起にあやかって、おめでたい紅白の長い棒飴がつくられたと言われています。また袋には、「寿」の文字や「松竹梅」、「鶴は千年、亀は万年」も生きるという縁起のいい絵柄が描かれていることが多くあります。

この千歳飴はお福分けとして歳の数だけ袋に入れ、親戚やご近所に配る習慣があります。

近年で言うと、おじいちゃん、おばあちゃんや「ママ友」なんかと飴をあげ合ったりして、お子様を交えた交流と日ごろお子様を見守ってくれている人たちへの感謝を表すいい機会になっていると思います。
千歳飴 飴 お菓子
 ■ 11月15日のエピソード
そもそもなぜ11月15日にお祝いすることになったのでしょう?

それは体の弱かった、将軍徳川家光の子供、徳松(後の将軍、綱吉)の健康のお祈りをしたのが11月15日。そのお祈りの後、徳松がすくすくと成長したことにあやかって七五三の式日として広まったと伝えられています。

また、旧暦の15日はかつては二十八宿の鬼宿日(鬼が出歩かない日)に当たり、何事をするにも吉であるとされ、旧暦の11月は収穫を終えてその実りを神に感謝する月であり、その月の満月の日である15日に、氏神への収穫の感謝を兼ねたという話や、七五三をすべてたした数が15になるこたからとも言われており、15日にまつわるエピソードは多いようです。しかし、現代では11月15日にこだわらず、ご家族やお子様の都合に合わせてお祝をする事が多くなってきています。
徳川家光 二十八宿
 ■ 三の儀式
男児女児は共に三歳になると七五三の最初の儀式である『髪置(かみおき)の儀』を行ないました。祝い親が子供に真っ白な綿帽子をかぶせたり、綿帽子の後ろには、長い麻緒(あさお)を取り付けたりして、子供が白髪になるまで長生きするように願いを込めました。儀式の中には、髪をはさみで切ったり、櫛ですいたりするところもあるようです。

※昔は、赤ちゃんの頃から三歳頃までは頭髪を刈るのが一般的でした。乳児の時に髪の毛を剃ると、黒い丈夫な毛が生えると思われていたからだそうです。三歳になると初めて髪を伸ばします。赤ちゃんから幼児へ成長した事と長生きを願ってお祝いした儀式だそうです。

※女の子だけが『三歳』をお祝いする地域が多いようですが、明治時代に呉服屋さんが女の子に晴れ着を着せて宣伝したために、七五三の『三』は女の子のお祝いなんだと世の中の人が思い込んだ、という説があるそうです。
 ■ 五の儀式
平安時代は、男女ともに初めて袴をつける儀式です。「袴」という大人が公の場で身につける衣服を着用すると言うことで、男として社会の一員となると言う意味を持つものなのでしょう。なお、この際に子どもに冠を着けさせて碁盤の上に載せ、腰結いの役の人が袴をつけました。そして四方の神を拝させたと言います。碁盤は「勝負の場」の象徴として用いたものらしく、この子が大きくなって出会うであろう人生での様々な「勝負の場」で四方を制するという意味を持ったものとか。江戸時代以降は、男子の正装である袴と小袖をつけて扇を持つ男子のみの風習となりました。
 ■ 七の儀式
鎌倉時代、子供の着物はひもで着付けていましたが、このひもを取りその代わりに大人と同じに帯を締める儀式が始まりました。
女子はこのとき初めて被衣( かづき) をかぶる儀式もしました。
いわゆる大人の女性の仲間入りをする日です。帯を締めるのに「帯解? 」という気もしますが、ここで解くのは「着け帯び」のことです。なお、帯は「魂をその内にしっかりととどめおく」ものだそうで、帯を締めることによって、身を持ち崩すことのないようにと言う願いを込めるものとか。七五三の源流である、髪置・袴着・帯解にはそれぞれにこの儀式に参加する重要な人物があり、「○○親」とよびます。それぞれの年祝いは子どもの成長を祝う行事ですが、また一面では社会を構成する一員として子どもを迎え入れる節目の行事でもあります。そのためこの儀式には子どもが地域社会への参加することに関する一種の「保証人」の役目をも持っています。
 ■ 七五三の正式なお参りの仕方
七五三のお参りをする時の作法ですが、基本的には、お宮参りと同じだと考えるとよいでしょう。
まず、衣装をきちんと整えて、鳥居の前で一礼してからくぐりましょう。
鳥居は他人の家の玄関のようなものなので、今からお邪魔しますという気持ちでお辞儀をしてから入ると良いです。
次に神社の入口横の手水舎で、手を清めます。
右手で柄杓を持って左手に水をかけ、終わったら反対の右手にもかけましょう。
柄杓に直接口があたらないように気をつけて、ゆすいでください。
終わったら、神前に向かい背筋を伸ばしていよいよお参りの開始です。
お賽銭を投じて、そのあとに静かに鈴を鳴らしましょう。
そして2回お礼して、2回拍手、手を合わせて神様に感謝の気持ちを伝えて、お願いごとをしたら、最後にもう一回お礼をして七五三のお参りは終了します。
「2礼、2拍手、1礼」と覚えてください。
ご祈祷をお願いしている場合には、お清めが終わったら神社の中に入ります。
軽くお辞儀してから拝殿に上がり、神職が指示した場所に座ります。
神職が祝詞を上げてくれますが、その間は心を落ち着けて祝詞に耳を傾けましょう。
その後、神職さんが玉串を渡してくださるので、右手でさかきの下を持って左手で真ん中を持ちます。
次に祭壇に進み出て、玉串を右に回して手前に根元が来るようにします。
その後、右向きに玉串を回したら、今度は根元を祭壇側に向けてから静かに祭壇に玉串を捧げましょう。
終わったら一歩後ろに下がって、2礼、2拍手、1礼します。
そして静かに元座っていた場所に戻りましょう。
これが、ご祈祷を受ける場合の七五三の正式なお参りの仕方です。
賽銭 神職 祭壇
 TOPへ戻る

知っておきたい七五三の常識
 ■ 七五三のお祝いに贈ると」喜ばれるもの
七五三は、身内でお祝いする儀式なので、祖父母や近い親戚、親しい人だけお祝い金を贈ります。

祖父母の方が、お祝い着一式の購入費用や、写真撮影代金等をお祝い金という名目で贈る事が増えているようです。

金額の目安は、祖父母1万円〜5万円、親類が5千円から1万円、友人や知人では、5千円程度です。

祝儀袋は、水引が紅白で蝶結び、のしつきにしましょう。

表には、すべての年齢に共通して使える 「七五三御祝」や「祝七五三」もしくは「御祝」と書いても良いですし、年齢ごとに書き方を変えてもよいでしょう。

3歳は、「御髪置御祝」か「賀御髪置」、5歳では、「御袴着御祝」または、「賀御袴着」、7歳では、「御帯解御祝」もしくは、「賀御帯解」にしてくださいね。

また、七五三のお祝いに、プレゼントを贈るのも祖父母や親しい人に限られています。

晴れ着や、かんざしや髪飾り、バック、帯、草履などが多いようです。

贈るときには、両親に希望の品物を聞いておくと良いと思います。

商品券や図書券、カタログギフトは人気があるそうです。

親しい友人の場合だと、男の子にはサッカーボール、自転車などを、女の子には晴れ着に合う色の扇子や人形を贈ってはいかがでしょうか。
写真撮影 七五三 サッカーボール 自転車 16インチ
 ■ 七五三参拝後は
昔は、七五三のお参りが終了した後には、お赤飯や千歳飴、紅白饅頭を親戚やご近所に配ってあいさつまわりをして、子どもの成長をおひろめする風習がありました。

しかし現在では、あいさつまわりは省略される事が多く、家族や親しい人たちだけでお祝いする人が増加しています。

お祝いを頂いた場合には一般的にはお返しは必要ありませんが、地域によっては頂いた品物の半額ほどの物をお返しするところもあるようですね。

また、七五三の参拝終了後には、親しい人を呼んでお食事会をする事も多いです。

ホテルやレストランには、素敵なお祝いの料理のコースがたくさんあるので、お祝いをくださった人へのお礼の意味を込めて、子どもを囲みながら楽しく会食するのも良いですね。

子どもは、慣れない儀式に疲れているケースが多いので、自宅でちょっと豪華な祝い膳を用意して家族だけでお祝いする人もいるようです。

また、遠方に祖父母が住んでいてあいさつや会食が出来ない場合には、七五三の写真とともに、お返しを贈ると喜ばれると思いますよ。
 ■ 七五三では父親も正装して神様にご挨拶
七五三のお参りですが、最近は和服を着る父親が増えているそうです。

子どもが晴れ着をきた場合には、たいてい母親も訪問着等の着物を着用しますが、父親も和装をすると、家族全員がビシッと決まっている感じがして素敵ですよね。

その父親の和装ですが、紋付袴の人もいますし、ちょっと躊躇する場合には、着物と羽織にする方もいらっしゃいます。

子どもが洋服や下の子どもがまだ小さくて手がかかる場合には、両親ともにスーツがいいでしょう。

洋服の場合には、父親はダーク系の色のスーツとネクタイを着用しましょう。

黒のスーツの場合には、明るい色のネクタイや白黒ストライプを合わせると良い雰囲気になりますよ。

いずれにせよ、きちんとした服装で、敬意を持って神様にごあいさつしましょう。

また、子どもに正式な場所に行くには、それに相応しい服装をすることが大切なマナーだということも教えておくと良いですね。

また最近は、七五三のお参りの後に親戚やお世話になった方の家にあいさつまわりしない人が増えていますが、実際にしてみると、やってよかったと言う人が多いとか。

その理由は、家族、親戚、親しい方との結び付きを再確認出来る、より強めることが出来るからだそうですよ。

今後、子どもが成長していく過程で色々お世話になる事が出てきますから、七五三という絶好の機会を利用してごあいさつをしておくと、今後の付き合いもスムーズに行くので良いと思います。
ぜひ、父親自らが良いごあいさつのお手本を子どもに見せてあげてくださいね。

祖父母が遠方にいてあいさつにいけない時にはお礼状をしたためて、子どもの写真とともに送りましょう。
 ■ 七五三の参拝の時には神社に初穂料を払いましょう
七五三の時に、神社に詣でて参拝するだけでなく神社でご祈祷をして頂いた場合には、初穂料と呼ばれる御祈祷料を払う必要があります。

白い封筒でも構いませんが、のし袋に入れるとより丁寧です。

紅白の水引で蝶結びにして、のし袋の表には、「御初穂料」、「初穂料」、「御玉串料」のいずれかを記入し、水引の下には子どもの名前を書いてください。

気になる金額ですが、大体3000円〜1万円の範囲で納めましょう。

新札でなくても良いのですが、キレイなものを入れるように心がけてくださいね。

神社によっては、金額を設定しているところもあるので、予め神社へ初穂料の金額を伺っておきましょう。

特に金額が決まっていないと言われた場合には、自分の気持ちでいくら包むのか決めて下さい。

また、七五三のご祈祷を行っている時期が決まっている場合もあるので、その辺りも神社に聞いておきましょう。

最近は、神社独自のサービスを設けているところもあり、七五三用の着物の貸出から、食事の準備、記念撮影までして下さる所があるということです。
のし袋 祈祷
 ■ 年齢ごとに異なる七五三の衣装
3歳の男の子は、羽二重のしめ模様の付いた紋付二枚重ね。
兵児帯と袖なしの羽織を着ます。
兵児帯とは、裏表なしの布上の帯をさします。
そして、鼻緒が付いた底の平らな草履を履きましょう。
3歳の女の子は、晴れ着を着ますが、帯は結びません。
そして、羽織のかわりに、袖なしの朱色の被布を着ます。
被布とは、和風のコートのことをいいます。
草履は、甲掘(こっぽり)にするのが定番ですよ。
5歳の男の子は、3歳児と同様、羽二重のしめ模様の着物を着ます。
そして、黒の紋付の袴、男の子らしく勇敢な図柄が入った絵羽織に袴というスタイルが定番です。
剣と扇子も身につけるとカッコイイですね。
女の子の7歳の七五三の衣装は本格的です。
振袖に肩上げ、おはしょり、腰上げした着物を着ます。
帯は、袋帯、中幅帯にしましょう。
衣装 本 羽二重
 ■ 数え年と満年齢ではどちらが正しい?
七五三をやるのは7歳、5歳、3歳というのはよく知られています。

ですが、あまり知られていないのが、
これは「数え年」だということ。

満年齢でも問題はないとされていますが
伝統的には数え年とされています。

男の子は数え年3歳と5歳、
女の子は数え年3歳と7歳に
合計2回おこなうのが一般的です。
 ■ 千歳飴の由来
江戸時代(1688 〜 1704 年頃) 、浅草の飴売り七兵衛が紅白の棒状の飴を「千年飴」「寿命糖」と名付け、長い袋に入れて売り歩いたことが始まりとされます。また別の説では同じ江戸時代、浅草で平野甚右衛門という飴屋が売り出したものがその始めとも言われます。最初から現在のような縁起物の様相を呈していたわけでは無いらしく、七五三の土産にと言う現代風に言えば販売効果を狙って、鶴亀・松竹梅をあしらった図柄の袋に入れたり、「千歳」などのめでたい言葉を付けたりしたものです。ちなみに、この平野甚右衛門なる人物は豊臣氏の残党と言われ、その真偽は定かでありませんが商売のセンスはあったようですね。
千歳飴は鶴・亀などの長寿や吉向を表す絵柄の袋に入れられ、子どもの末長い健康と幸せを願った縁起物です。
 ■七五三の時期はいつ?
七五三は通常、11月15日がベストとされています。
11月15日というのは鬼宿日(きしゅくにち)です。
鬼宿日は「鬼が出歩かない日」なので
七五三をはじめ、万事に大吉とされているのですね。
11月15日は七五三ベストの日なので、当然混み合います。
予約できればいいのですが、もし予約できなかった場合は
10月15日や11月中でもいいですよ。
でもどうせやるなら、やっぱりベストの日にしたいですよね。
7月や8月頃からすでに予約をしている家庭もあるようです。
気になる人は、近所の神社や写真館に連絡してみましょう。
 ■ 数え年の数え方は?
数え年では生まれた瞬間から1歳です。
そして元日に歳をとります。

例えば2010年10月10日に生まれた子どもは
生まれた瞬間から数え1歳ですので、
2011年1月1日に数え2歳になり、
2012年1月1日に数え3歳になります。

なのでこの子どもの場合、
七五三をやるのは2012年の11月ですね。

ベストなタイミングで七五三を祝えるよう
早めに確認しておきましょう!
 ■ 七五三 神社選びについて

 お住まいの地域で生まれ育ったお子様が七五三の年齢まで無事に成長できたこと感謝し、そしてこれから先の無事をお祈りする意味でも、氏神様にお参り行くのが基本的です。

氏神様がわからない場合は、各都道府県の神社庁などに問い合わせをすれば、教えてくれるそうです。

一方で古くから地元の大きな神社に家族・親戚皆お参りに行かれており、お子様が生まれた際の初宮参り(お宮参り)や、七五三も代々その神社で行なってきたという方も多いと思います。今は仕事の関係などで離れてしまったが、もともとの地元の神社としてお参りを重ねていた所に行くというのもいいかと思います。

氏神 都道府県
 TOPへ戻る

七五三 着物
 ■ 七五三の着付け
七五三で着物を着る場合、足袋や下着などが必要なので、慣れないと着用は大変です。
着物を着る順序と、どんなものを着るのかを知っておきましょう。

和装では、着物は手直しがしやすいよう足元から上へと着用していきます。
足袋→裾除け→肌襦袢→補正(タオルなど使って調整する)→長襦袢→着物→帯の順番となります。

・足袋
着物は白い足袋を着用します。
足に合ったサイズを履いて、足袋にシワやたるみのない足元になるよう、心がけましょう。

・裾除け
洋服で使うペチコートにあたるものです。
着物や長襦袢の汚れ・痛みを防ぎます。
生地は足さばきのよい、絹やアセテート、キュプラ、ナイロンなどが用いられます。
スカート状になったものは着物と同じ打ち合わせにして、長襦袢より2〜3cm短くなるように着用します。

・肌襦袢
着物に合わせて衿をくります。
前は長襦袢から、はみ出さないよう浅めに打ち合わせます。
直接肌に触れる下着なので、さらし、ガーゼなどの木綿の生地が肌襦袢には適しています。

・長襦袢
肌襦袢の衿が見えないように長襦袢を着ます。
長襦袢の衿には必ず半衿をつけます。
半衿とは、頻繁に洗濯のできない長襦袢につける衿の汚れ防止用の布で、長襦袢の衿に大きな縫い目で縫い付け、付け替えます。
半襟はほとんどが白ですが、おしゃれの要素も大きくなり、色のついたもの、模様のあるものなど様々な半襟もあります。
足袋 ガーゼ 肌
 ■ 女子 七五三の髪型・メイク
晴れ着で着飾ったら、やはり髪やメイクもきれいにしてお祝いしてあげたいものです。
三才の場合、普段から髪を結んだり伸ばしたりするのを嫌がるようなら、ショートや おかっぱでもかわいいと思います。
アップしなくても付け毛や髪飾りを付けるだけでもいいでしょう。お子様の好みで喜んでお祝いできることが一番です。

メイクはそんなに派手にしなくていいので、うっすらとファンデーションを塗り、 口紅を下唇に丸みをもたして差す可愛らしくなります。口紅はできるだけはっきりした 赤色がよいでしょう。
あとはお好みで眉を揃えたり、頬紅を入れます。メークは着物を着付けする前に済ませておきましょう。

髪型・メイクは三才ではかわいい感じに、七才では少し大人びたきれいな感じに仕上げてみましょう。
ヘアメイク ヘアアレンジ ファンデーション 口紅
 ■ 男子 七五三の衣装
 五才男児は着物に羽織り・袴姿でお祝いします。 必要なものは下図の通りです。
 京の初着屋ではお宮参りに使った祝い着を男児七五三の着物として再度お使いいただくことを お勧めしています。【詳しくはこちら】

 着物に角帯を締め、袴を付け、その上から羽織を着ます。
 羽織紐は実際に紐を結んだり解いたりして使うのではなく、羽織に留める金属のフック部分で脱着する方が簡単です。 短刀を袴にさし、末広(扇子)を手に持って完成です。
 なお足袋は一番最初に履いておきましょう。着付けが崩れません。

 また地域によって男児三才の七五三もさかんです。
 この場合は羽織を用いず、着物に袴姿で御祝いすることが多いようです。
 ■ 七才女児七五三の衣装について
5〜10才ぐらいの子供が着る着物を四つ身といいます。前身頃をつまみ縫いして衽(おくみ)を作ります。 身丈の4倍分の要尺で身頃が取れることからこの名前があります。
ちなみに、赤ちゃん用の着物を一つ身、三才前後を三つ身、成人用を本裁ちの着物と呼びます。

七才七五三の着物は、レンタルによくあるポリエステル製の安価なものから、成人用に劣らない本格的な誂えの着物まで、 種類が大変豊富です。色柄も、技法も、そしてお値段も実に様々です。

また帯についても7才になりますと種類が豊富で大きく分けて2タイプあります。
ひとつは飾り結び部分が前もって形作られ、胴体部分と別れている作り帯タイプです。一般的にはこのタイプがほとんどだと思います。 成人用と同じく、自分で帯結びをする普通の帯も用意されています。
キッズ ヘア こども ヘア
 TOPへ戻る

七五三 色々な豆知識
 ■ 教会やお寺でのお祝い
七五三は神社に行って参拝したり、祈祷を受けたりして成長を喜び、そしてこれからの成長を願う行事ですが、最近は神社以外でもお寺や教会で七五三のお祝いをするところがあります。

カトリック教会では、その国の文化を大切にする方針があり、そのため、日本のカトリック教会では、日本の文化を大切にすると同時に、寺社に行かない信者のため、七五三をお祝いする教会があるのです。
七五三祝福式とも呼ばれており、洗礼を受けていない人でも参加できる教会もあります。
ミサが行われ、子ども達はメダイ(メダル)を掛けてもらい千歳飴をいただいて七五三の祝福を受けます。
七夕や盆踊りを行う教会もあります。
教会での七五三の様子や申し込みは、各教会のホームページで知ることができます。

お寺でも七五三が行われています。
東京都台東区の浅草寺(せんそうじ)の本堂で七五三加持会(かじえ)を行っています。
港区の増上寺でも七五三法要を受け付けており、冥加料は1万円です。
冥加(みょうが)とは神仏の加護・恩恵のことです。
千葉県成田市の成田山新勝寺でも、子ども達が健やかに成長するよう、特別の加持(かじ)を受ける七五三祝祷(しゅくとう)が大本堂で行われます。
加持とは、仏のご加護のことです。
長野県の善光寺も七五三参りの子ども達でにぎわいます。
善光寺本堂では七五三健全育成祈願法要が行われます。
祈願料は子ども1人につき3,000円です。
 ■ 七五三で着る母親の正装:着物
母親の着物の正装は留袖や訪問着です。

着物の格は、まず大きく分けると、礼装と礼装以外の着物とに分けられます。
さらに礼装は、正礼装・準礼装・略礼装に分けることができます。
正礼装には、祝儀と不祝儀の着物があり、祝儀の正礼装は、黒留袖・本振袖・色留袖、不祝儀の正礼装は喪服です。
正礼装には染め抜きの5つ紋が入ります。

黒留袖は女性既婚者の正礼装です。
黒留袖は、模様が裾の部分に褄(すま)から後ろ身ごろにかけてあることから、江戸褄(えどずま)や裾模様とも呼ばれます。

本振袖は未婚者の正礼装で、結婚式や披露宴での花嫁衣裳です。

色留袖は、黒以外の裾模様の留袖です。
染め抜き日向5つ紋を入れた色留袖は正礼装となり、格式のあるパーティーなどに着て行くことができます。

準礼装には、振袖・色留袖・訪問着・付け下げ・色無地があります。
略礼装の着物には付け下げ・色無地・江戸小紋などがあります。

準礼装の色留袖は3つ紋や1つ紋が入ったものです。

振袖は1つ紋を入れますが、最近は紋の有無は問われないようになりました。

訪問着は、留袖や振袖の次に格の高い準礼装の着物で、結婚式など様々な場で着用できる便利な着物です。
訪問着は模様が縫い目で切れないように(絵羽)模様付けされています。

付け下げは片山に向かって上向きになるよう模様付けされています。
訪問着に比べると模様が少なく、気軽な社交着として着用することができます。
最近、訪問着より安価で華やかな付け下げ訪問着も多く着用されています。

準礼装としての色無地は3つ紋を入れます。
略礼装としての色無地は1つ紋です。

江戸小紋は1つ紋を入れると略礼装になります。

七五三の母親の着物は、付け下げや色無地、江戸小紋などでもかまいません。
江戸小紋
 ■ 七五三以外の子供に関する行事
子どもが生まれ、成長するに従って七五三だけでなく様々な行事があります。
七五三以外にどのような行事があるのかをここでは説明します。

・お七夜
生まれて7日目に赤ちゃんの名まえを決め、赤ちゃんの健やかな成長を願います。

・お宮参り
赤ちゃんが初めて神社にお参りする行事です。

・初節句
子どもが生まれて初めて迎える節句のことです。
女の子は上巳の節句(桃の節句)である3月3日、男の子は端午の節句である5月5日に健やかな成長を願いお祝いします。
生後まもない赤ちゃんの場合は翌年に行うことが多いです。

節句とは、1年の節目になる日のことで、1年に5日あります。
節句は1月7日の人日(じんじつ)、3月3日の上巳(じょうし)、5月5日の端午(たんご)、7月7日の七夕、9月9日の重陽(ちょうよう)の5つです。

・雛祭り
3月3日に女の子のお祝いの行事として雛人形を飾ります。
流し雛の風習のある地域もあります。
一般的には節分を過ぎてから立春(節分の翌日)や立春以降の大安、友引などの日柄の良い日に雛人形を飾ります。
地方によっては、雛人形は3月3日を過ぎるとすぐに片付けなくてはいけない、と言われている地域がありますが、一般的には二十四節気の1つである啓蟄(3月6日頃)が良いとされています。

・端午の節句
5月5日に柏餅やちまきを食べ、鯉のぼりや鐘馗様(しょうきさま)や鎧・兜を飾ってお祝いする男の子の行事です。
邪気を祓うための菖蒲湯や菖蒲かざりの伝統的なしきたりもあります。
雛祭り 雛人形 端午の節句 こいのぼり
 ■ 地方独自の祝い方
七五三のお祝いは、着物を着て神社に参拝し、記念写真を撮るのが一般的です。
しかし、七五三を盛大に祝う地域もあります。
千葉や茨城県の一部地域では七五三を盛大に祝うことで知られています。
ホテルなどで行う結婚披露宴のように盛大な七五三で、費用が総額100万円を超えるお祝いもあります。
着物からドレスやタキシードへのお色直し、千歳飴を配るキャンドルサービス、ケーキ入刀などが行われとても豪華なお祝いです。

他にも七五三には、地方独自のお祝い方法があります。
大阪府藤井寺市の辛國(からくに)神社では、七五三の時期に「茅(ち)の輪くぐり」という神事が行われます。
境内にある、かやで作った直径約2メートルの大きな茅(ち)の輪を参拝に来た子ども達がくぐり、厄除けと健やかな成長を願います。

新潟県十日町市の「七ツ詣(まい)り」は、毎年5月8日に数え年7歳の男の子が標高360mの松苧山山頂にある、国の重要文化財である松苧神社を目指して両親らと登山道を約30分かけて初登山し、神社に参拝する行事です。
神社でのお祓いは8時から始まります。
お祓いが終わった後は社殿近くで小宴会が行われます。
そこでは、おもちゃがたくさん売られています。
10時にはおおむね下山し、下山後は家族や親族が集まって宴会が行われます。

千葉県御宿町では、男女7歳の無病息災・学業繁盛を祈願する「七ツ子参り」が行なわれます。
神社に行く前に海岸の波うち際でお祓いを受け、身を清める、この地方独特の潮踏みがあります。
タキシード 結婚 ふたり&家族 ゼクシィ 無病息災
 ■ 東京ディズニーランドでの七五三
七五三を東京ディズニーリゾートでお祝いするのも楽しいですね。
ディズニーアンバサダーホテルの日本料理レストラン「花 Hana」には七五三プランがあります。
会席料理・お子様用東京ディズニーリゾートオリジナルの千歳飴・ミニケーキ(1グループにつき1つ)・フォトサービスがセットで、価格は大人2名と子ども1名で30,000円です。
食事はランチかディナーです。
七五三のパーティプランは平日ランチ限定で、セット内容は七五三プランと同じ、価格は大人1名・子ども1名で12,000円。
東京ディズニーリゾートオリジナルの千歳飴の袋には、ミッキーとミニーが描かれています。

東京ディズニーリゾート「七五三を東京ディズニーランドでお祝いプラン」として紹介されているプランがあります。
シンデレラ城近くの「白雪姫の願いの井戸」でお願い事をします。
イッツ・ア・スモール・ランドでは、日本の着物の様に華やかな世界の民族衣装を楽しみます。
ジョリートロリーでトゥーンタウンをゆっくりと走り、ミッキー・マウスと出会い、華やかなショーを楽しみます。
最後はパーク内で撮った写真をカメラセンターでディズニーのイラストの入ったフレームで仕上げる注文と、引取りができます。
そして、ホテルのレストラン「花 Hana」に行って七五三のお祝いをするというプランです。
家族で楽しめてお子さんも喜び、記念に残る七五三のプランです。
七五三のお祝いの選択肢の1つとして考えてみてはどうでしょうか。
ディズニーランド 東京ディズニーリゾート ミッキーマウス ミッキーマウス
 ■ レンタルを利用する方法
最近は七五三のお祝いの着物は購入せず、レンタルする人が多くなりました。
参拝する神社でもレンタルの着物を扱うところも増えています。
七五三の着物レンタル料の相場は、3歳、5歳は15,000〜30,000円前後、7歳は20,000〜35,000円前後が1つの目安です。
写真撮影で有名なスタジオアリスのお出かけ用七五三の着物・小物セット(着付け・へアセットは無料)のレンタルの標準料金は、3歳女の子(三つ身・袴)と7歳の女の子は28,350円。
3歳と5歳の男の子、3歳の女の子(被布)は、24,150円です。
また、子ども用の着物だけでなく、母親用の訪問着や付け下げのレンタルもあります。

着物のレンタル利用者には、他のドレスでの撮影もできるサービスを設けている店もあります。
また、人気タレントのベッキーオリジナルデザインや松田聖子さん監修の七五三用着物のレンタルを扱う店もあります。

着物がレンタルできるだけでなく、着付け、ヘアメイク、写真も無料の店があります。
着物のレンタルは、七五三の衣装だけでなく、お宮参り用の衣装や留袖、振袖、男性の着物など様々な種類の着物を借りることができます。
着物だけでなく、必要な小物も一緒にレンタルできますので、しっかり調べて七五三以外の行事の際にも上手に利用したいものです。
上手に利用すると着物・写真撮影・着付け・ヘアメイクにかかる時間や料金を節約することができます。
各店舗、様々なサービスを提供していますので、しっかり比較検討して選んでください
デジタルカメラ  ニコン デジタルカメラ  パナソニック ビデオカメラ  ビクター 三脚
 TOPへ戻る







Copyright (c) EC-JOY! All Right Reserved.