2013/7/25 更新
コラーゲンは肌や身体の衰えに密接な関係があり、様々な影響を与える成分です。歳を重ねると、肌のハリがなくなってたるんできたり、シワやほうれい線がが目立ってしまったり、顔がふけたように見えるなどの症状はコラーゲン不足が考えられます。このような症状を防ぐ為にも、意識して摂取して欲しいのがコラーゲンです。不足したコラーゲンを意識して補うことによって、肌に弾力が戻りアンチエイジングにも効果的です。また、コラーゲンはお肌の弾力を取り戻すだけではなく、身体にとって欠かせない栄養素です。コラーゲン=美容にいいだけではなく、深くコラーゲンのことを知りアンチエイジングにつなげましょう。

 〜コラーゲンとは?〜
そもそも、コラーゲンとは一体何のことなのでしょうか?
コラーゲンはたんぱく質の一種で、細胞と細胞を結合させる役割を果たしています。身体の皮膚・筋肉・骨・関節・目・髪などなど、全身の組織に含まれている、身体にとって欠かせないものであり、人の場合、全たんぱく質の約3割(体重の15%)がコラーゲンといわれています。全コラーゲンの40%が皮膚、20%が骨や軟骨、残りの40%がその他といった配分になります。加齢や紫外線にさらされることで、コラーゲンは固くなったり量が減ってしまいます。これが肌のたるみや、シワを作る原因となります。コラーゲンの体内含有量は20歳代までが最も多く、それ以降は減少傾向にあり、40歳代ではコラーゲン量が半分以下になるといわれています。つまり、コラーゲンは若さと健康の為には欠かせない、必要不可欠な栄養素です。身体に大切なコラーゲンは、新陳代謝が衰えると補給する必要があります。人の体内では、常にコラーゲンの分解と合成が繰り返されています。年をとると、このバランスが崩れ、分解のほうが多くなってきます。これは、老化現象の一つで、コラーゲンが柔軟性を失ったことで、シワが増えたり、ハリがなくなったり、関節や骨が痛むといった症状がでるのです。そこで、老化を予防するためには、コラーゲンを補給し、新陳代謝を促す必要があるといわれているのです。

 〜コラーゲンが不足してしまうと〜
コラーゲンが減少してしまうと身体に様々な影響をあたえます。コラーゲンは皮膚のほかにも髪の毛や爪などを構成しています。そのため、コラーゲンが不足してしまうと、肌のハリや弾力が失われ、シワやたるみなどが目立つようになります。また、髪が痩せて細くなり、コシがなくなってしまうため、紙全体のボリュームが低下してしまいます。また、爪が欠けてしまったり割れやすくなってしまいます。これらの症状は歳を重ねると起こる症状、老化現象の一つといわれていますが、実際は老化によるコラーゲン不足が大きな原因といえるでしょう。また、コラーゲン不足は美容面だけではなく、やがて健康面にも悪影響を与え始めます。代表的な例と致しまして、膝や腰などの関節痛です。骨と骨の間には軟骨が存在しており、曲げたり伸ばしたりするときの緩衝剤の働きをしていますが、軟骨が磨り減ると摩擦による関節痛が発生します。軟骨のうち50%がコラーゲンでできているため、老化によってコラーゲンが不足してしまうと、膝痛や腰痛の原因になります。酷くなってしまうと階段の上り下りや、歩くことも困難になってしまいます。そのほか、コラーゲンは血管や歯茎の原料にもなっているため、コラーゲンが減少すると、歯茎が衰えて歯周病の原因となったり、血管の老化による動脈硬化が起こりやすくなります。特に動脈硬化は脳卒中や心筋梗塞などの重疾患の原因となります。このような症状が発生してしまう為、コラーゲン=美容という意味だけではなく、身体の為、健康のために摂取しなければいけない大切な役割を果たしているのです。

 〜動物性コラーゲンと海洋性コラーゲン〜
コラーゲンを積極的に摂取しようと思っている方も多いと思います。先ほどもお伝えしましたとおり、コラーゲンには美容効果があり、お肌のハリを保つ為には欠かせない栄養素です。また、コラーゲンが減少してしまうと健康面にまで被害が及んでしまいます。化粧品はもちろん、最近ではパウダーやサプリメント、ドリンクなどのコラーゲンの摂取を助ける商品がたくさん売られています。
【動物性コラーゲン】
豚・牛・鶏などを主な原料としています。豚は豚足、牛はテール部分、鶏は鶏皮や手羽先部分に多く含まれているのが動物性コラーゲンです。
動物性コラーゲンは熱に強く、加工が簡単でゼラチンや化粧品などに加工され、多くの商品として販売されています。しかし、コラーゲンの濃度が高くなればなるほど、独特の臭いが強くなってくる難点があります。(コラーゲン鍋は臭いが気になって食べられないという方もいますよね。)
動物性コラーゲンの成分となっている豚・牛・鶏などの体温はおよそ38度〜45度だといわれています。平均的な人間の体温が36〜37℃なので、人間の体温より高温のため、
体内で消化吸収するのに時間が掛かります。しかも、吸収されなかったコラーゲは体外に尿などとして排出されてしまうのです。そして、動物性コラーゲンは繊維が多く入り込んでいるため低分子に分解することが難しく、消化吸収される過程でも、内臓に大きな負担をかけてしまうことが欠点です。
現在では、主に豚や鶏を原料としたコラーゲンがメジャーになっています。今のところ豚や鶏から抽出される動物性コラーゲンで問題は起きていませんが、
豚や鶏の飼育過程で薬剤などを与えられたコラーゲンの場合、薬剤残留のおそれがありますので使用する前に十分に確認する必要があります。

【海洋性コラーゲン】
海洋性コラーゲンは、魚などの海の生き物を原料としているものです。最近jんでは動物性のものに代わって、海洋性コラーゲンの利用が増えてきています。実は魚の皮や骨、肉などにはコラーゲンが含まれているのです。煮魚をしたときに煮こごりができることがありますが、それは肴から出たコラーゲンによるものです。
海洋性コラーゲンの良い点は、動物性コラーゲンと違い臭いが少ないことです。動物性だとどうしても独特の臭いがあって、人によっては苦手と感じる場合があります。特に、ドリンクタイプのものを摂取する際には、臭いは一番の問題ですね。このため、最近ではくさみの少ない海洋性コラーゲンの活躍が目立っています。サプリメントに利用されるものとしては海洋性が一般的になってきています。
また、海洋性コラーゲンは、アミノ酸に分解されやすい性質の為、動物性コラーゲンと違い、吸収力が良いのも魅力のひとつといえるでしょう。身体の中で素早く吸収されるため、コラーゲンとして活躍することが期待できます。安全性に優れていて、臭いも気にならず、身体に浸透しやすい点が海洋性コラーゲンのポイントです。

 〜コラーゲンを含む食材〜
コラーゲンを多く含む食べ物・食材として、豚足・牛すじ・鶏肉・鶏皮・手羽先・魚の皮・うなぎ・フカヒレ・すっぽんなどがあげられます。牛すじ肉、又はカレイなどの煮魚を調理した際に、その煮汁が冷めてからゼリー状のように固まった、いわゆる「煮こごり」は、食材に含まれているコラーゲンが煮汁に溶けだして固まったものになります。
また、ゼリーやババロアといったお菓子の材料として使われるゼラチンは、原料が牛の骨といった動物性のたんぱく質ですので、食品として摂取するゼラチンはコラーゲンそのものであるといえます。
コラーゲンを効果的に摂取するには、1日にたっぷり摂取するよりも、少しずつでも毎日継続して摂取し続けることが理想とされています。およそ成人の1日の必要なコラーゲン摂取量が5000mgといわれています。しかし、これを全て食事に置き換えると、摂取カロリーが1日の成人必要カロリーを大きく越えてしまうとも言われています。食事だけで1日に必要なコラーゲンを補うのは健康維持の観点から見ても難しいといわざるを得ません。バランスのいい食事を3食していれば、1日で3000〜4000mgのコラーゲンが摂取できているといわれています。しかし、食事に含まれるコラーゲンは分子量が約30万というかなり大きな分子になっているために、なかなか吸収されにくいというのが実情です。
そういったことから、食事だけで補おうとせず、サプリメントやドリンクなどを活用しましょう。サプリメントやドリンクなどに含まれているコラーゲンは、吸収しやすいように低分子化されているものが多いため、決まった量を毎日摂取すれば一日に必要なコラーゲンをきちんと摂ることができます。

お顔の印象はとても大切です。お顔にハリがなくなり、弾力性がなくなってしまうと実年齢より老けて見られがちです。美容・健康のために、毎日こつこつとコラーゲンを摂取し、いつまでも若々しいお肌と、健康的な身体を手に入れましょう。








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